動脈硬化起こす酸化コレステロール どんな食品に多いのか

公開日: 更新日:

 ファーストフードを食べる回数が増えると心臓病のリスクが高くなる、という研究結果がある。さらに、ファーストフード店が近所にできるだけで心臓病の死亡率が上がる、という海外の研究結果の報告もある。

 それほどファーストフードが絡む食事は、動脈硬化への影響が大きいといわれる。その理由のひとつが、ファーストフードを頻繁に食べることによって、質の悪いコレステロールを体内に取り込む機会が増えることだ。

「食物中の質の悪いコレステロール、つまり酸化コレステロールは、体内のLDLコレステロールを酸化変性LDLに変化させ、動脈硬化を促進させるのです」(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学寄附講座教授の森下竜一医師)

 森下医師によれば、日本人の標準食に、酸化コレステロールは1~2%含まれているという。肉、バター、油の加熱処理や2度揚げ、3度揚げで酸化コレステロールは増える。家庭で揚げ物に使った油をこして、繰り返し使う人がいるが、それはNGだ。長期保存の食品も酸化を招くので良くない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か