健康増進やモテにもつながる シニアから始める楽器の効能

公開日: 更新日:

 平日の昼間、スーツを着た50代らしき男性が書店の「楽譜コーナー」で熱心にギターやピアノレッスン用の譜面を見ている。楽器には健康を増進させる働きがある。

 ヤマハ大人の音楽レッスンの世代別シェアを見ると、2015年時点で60代以上は29%。1999年には2・8%だったから、16年で10倍になった(別表①)。最高齢は92歳。シニア層で伸び率が高いのは男性というが、楽器演奏による健康効果が高く、交友関係も広がるからだという。

「健康に良いのは適度な運動と孤独にならないことです。楽器は適度の運動になり、仲間もいっぱいできますから、最強の健康法ではないでしょうか」

 こう言うのは、「そうだ! 音楽教室に行こう」(音楽之友社)の著者・大内孝夫氏。武蔵野音楽大学職員で、4月からは名古屋芸術大学特別客員教授にも就任する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"