健康増進やモテにもつながる シニアから始める楽器の効能

公開日: 更新日:

■ピアノで認知機能が上昇

「認知症予防ではピアノが一番です。楽譜で見たことを、脳が両指で必要な動作に置き換えてそれぞれの指に指令し、表現されたものを確認し、改善を図る。これは脳にとってかなり高度な作業です」

 広島文化学園大の研究者らによる「楽器演奏介入が高齢者の認知機能に与える効果について」によれば、60歳から70歳代の音楽に未習熟な高齢者を対象に4カ月間ピアノの集団レッスンを実施したところ、うつ傾向が低減し、実行系機能(注意や予測をしながら情報を記憶するなどの認知機能)の上昇が認められたという。また、「ピアニストの脳を科学する」(春秋社)によれば、〈脳卒中の患者さんにピアノの鍵盤を指で押さえてもらったり、ドラムを叩いてもらったりして音を出すリハビリは、通常のリハビリ法(CIT)に比べ、顕著な運動機能回復効果がある〉としている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲