発生件数ノロ以上 カンピロバクター食中毒はこう撃退する

公開日: 更新日:

「十分加熱すれば、細菌の数は確実に減ります。熱いうちに食べればいいのですが、生焼けの部分があって、時間がたつと菌が再び増える。たとえば、縁日やグルメイベントなどでは、調理から時間がたっていることが往々にしてある。そういうものは、加熱調理でもカンピロバクターの汚染リスクがゼロではありません。スーパーやデパ地下の総菜もしかりで、鶏料理を持ち帰って食べるなら、必ず電子レンジで加熱することです」

 グルメイベントは、鶏以外のメニューがたくさんある。カンピロバクターを徹底予防するなら、牛や豚のメニューをチョイスすればいい。

 感染すると、下痢や嘔吐に加えて、発熱に苦しめられる。症状はほかの細菌やウイルスと変わらないが、厄介なのは治療が遅れると、手足がマヒして力が入らなくなるギランバレー症候群を併発する恐れがあること。ギランバレー症候群のうち4割はカンピロバクター感染が原因といわれるだけに、「たかが下痢」と軽く考えない方がいいだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か