虫刺され徹底対策 「虫よけスプレー」の正しい使い方とは

公開日: 更新日:

 44歳の記者の足首が、虫に刺されて“サリーちゃんの足首”のようになったのは、先月のこと。川べりでバーベキューを楽しんだ。足元こそサンダルだったものの、足首まで隠れるロングスカートをはいていた。ところが……。夕方くらいから両足首のかゆみがひどくなり、翌朝には腫れて、両足首ともにくびれがなくなった。その夜には、水膨れができ、翌々日にはさらに大きくなった。仕事に集中できないほどかゆみがひどい。会社近くの皮膚科に飛び込んだところ、「蜂窩織炎(何らかの原因で皮膚のバリアーが破れ、細菌に感染して炎症を起こす病気)」と言われた。抗生物質、抗ヒスタミン薬、ステロイドの塗り薬で腫れは治まったが、1カ月経った今も痕はバッチリ残っており、まだかゆい。

「自然が多いところや海外に出掛ける時は、虫刺されの対策を十分に講じるべきです」

 こう話すのは「世田谷そのだ皮膚科」の園田広弥院長。

 虫刺されで悩んだことがない人も対策を忘れてはいけない。2014年、70年ぶりに国内でデング熱の感染が確認されたのを覚えているだろうか。都内の公園で蚊に刺されて感染したとみられているが、虫刺されそのものは問題なくても、虫を媒介とする病気に感染するリスクがある。今、西日本を中心に猛威を振るっているウイルス感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)も、マダニが媒介する。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い