倦怠感は病気か 血液検査で見分ける糖尿病と肝炎の可能性

公開日: 更新日:

 梅雨から夏にかけては気圧の変化や気温の急上昇などで体調を崩しやすい。「何となくダルい」「最近疲れ気味で……」といった声をよく耳にします。一時的な過労や過度の運動などによるものなら、問題はなく、十分に休養すれば回復するでしょう。

 しかし、問題が解決しても、症状が続くなら病気かもしれません。たとえば糖尿病です。

 健康な方は、体の仕組みで血糖値が一定の幅にコントロールされていますが、糖尿病になると、その幅を超えて血糖値が上がったり、下がったりします。そのどちらの局面でも、だるさを感じやすいのです。

 一般に血糖値が70㎎/デシリットルを下回ると、空腹感や眠気のほかに体のだるさを感じるように。逆に高血糖状態で血液中にブドウ糖が豊富にあっても、インスリンの不足や効き目の悪さから、エネルギー源のブドウ糖を十分に取り込めません。それで疲れやすいのです。

 暑いときは、喉が渇いて、水代わりにペットボトルのスポーツ飲料などを飲む方がいます。そんな生活を繰り返しているうちに糖尿病を発症。「最近、だるくて……」と受診した方を採血すると、ものすごい血糖値の高さで糖尿病が判明することがあるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり