急増中 「大腸がん」宣告後も長生きするための5つのヒント

公開日: 更新日:

 大腸がんが急増している。2016年のがん登録データでは罹患数はトップ、死亡数も肺がんに次いで第2位。不幸にして、大腸がんと宣告されて以降、どんな生活を送ればいいのか? そのヒントを1000件以上のがん手術を手掛ける産業医科大学第1外科の佐藤典宏医師に聞いた。

■週2.5時間のウオーキング

「大腸がんの生存者における4つの大規模なコホート研究によると、大腸がんと診断された後に活発に運動をすると、がんの再発、大腸がんによる死亡、全体の死亡率が各50%も低下することが明らかになっています」

 なぜ、運動が大腸がん治療に役立つのか? 治療に耐える体力がつくこともあるが、注目されているのが「運動による免疫システムの変化」だ。

「運動すると骨格筋からマイオカインと呼ばれる生理活性物質がわかっているだけで300種類以上分泌され、全身に巡ることが知られています。糖尿病肥満など生活習慣病の予防や治療に役立つとされています。そのなかには抗がん作用や免疫力強化に関係しているものがあるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった