腎臓は人体の要…熱中症による腎機能低下には要注意

公開日: 更新日:

 熱中症が気になる季節がやってきた。熱中症といえば脱水や意識障害といった症状ばかりに注意が向かいがちだが、その陰で血管や肝臓など多くの臓器が多大なダメージを受けていることを忘れてはいけない。とくに気になるのは腎臓だ。人体の要といわれるほど重要な働きをしていながら、成人の8人に1人が慢性腎臓病(CKD)を患っているといわれるからだ。その中には治療していない人も多い。熱中症は腎臓にどんなダメージを与えるのか? 腎臓専門医で「松尾内科クリニック」(東京・桜新町)の松尾孝俊院長に聞いた。

 腎臓は背中の腰あたりに左右1つずつあるソラマメに似た臓器だ。

 多くの人はこの握りこぶし大の臓器を、血液をろ過して老廃物や有害物質を取り除き、余分な水分と共に体外に排出するオシッコ製造機だと思いがちだ。しかし、実際は多くの臓器と情報を交わして生命維持に貢献している人体の要であることがわかってきた。

「例えば心臓が送り出す血液の4分の1が集中する腎臓は血液を管理する司令塔です。年中休まずに働き、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラルや水分の調整をしてきれいな血液を全身に供給しています。さらにEPO(エリスロポエチン)やレニンと呼ばれる情報伝達物質を放出することで赤血球の量や血圧を調整したり、骨づくりに必要なビタミンDを活性化したりしています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由