海外旅行で感染 A型とB型の肝炎はワクチンで予防する

公開日: 更新日:

 夏休みに海外旅行を計画している方は、少なくないでしょう。各種統計を見ると、この時季の海外旅行者数は毎年、250万人以上。そういう人は楽しみが尽きないでしょうが、注意したいこともあります。それが感染症対策です。

 海外には、日本にはないような感染症が蔓延している国や地域が珍しくありません。中でもアジアやアフリカ、南米など広いエリアで感染リスクが高いのが、肝炎ウイルスです。

 以前は、ウイルスに汚染された血液の輸血や汚染された注射器の使い回しなどが感染ルートで、院内感染もよくニュースになりましたが、最近は性行為を介して感染する若い人が増えているのです。A型からE型まで5つある肝炎ウイルスのうち、A型とB型が性交渉で感染しやすく、海外の感染症として要注意。A型は汚染された食品で口から感染することもあります。

 感染すると、急性肝炎と慢性肝炎の2つの発症パターンがあり、A型はほとんど急性で、B型はどちらの可能性も。

 A型の急性肝炎は、2~7週間の潜伏期間を経て、突然発熱。全身のだるさや吐き気、嘔吐などが見られ、数日後に黄疸が表れます。自然に治ることも多いのですが、高度な肝機能障害を起こす劇症肝炎に進行すると、生存率は30%ほどと、極めて危険性が高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」