ケトジェニック・ダイエットが認知症リスクを下げる?

公開日: 更新日:

 アメリカでいま大人気なのが「ケトジェニック・ダイエット」。これは食事の総カロリーを脂肪80%、炭水化物5%の状態にするもの。

「一般的な食事は脂肪30%、炭水化物55%と言われているので、炭水化物の割合が非常に少ない。高脂質の状態で炭水化物が不足することで肝臓がケトン体という物質を生成し、それにより体がケトン状態になり、脂肪が燃焼してエネルギーに変わる、つまり脂肪を燃やして痩せるという仕組みです」(米在住ジャーナリストのシェリーめぐみさん)

 さらに最近は、このケトジェニック・ダイエットが認知機能の低下に歯止めをかけるという報告もあるという。

 科学雑誌「サイエンティフィック・レポート」に掲載されたケンタッキー大学の報告によれば、ケトジェニック・ダイエットを16週続けたネズミは、普通の食事を同期間続けたネズミより脳の血流が改善され、血糖値が下がり、体重も減少。

「神経血管の機能が高まり、健康な認知機能を助けていると結論付けられました。さらに、ケトジェニック・ダイエットは、アルツハイマー型認知症と関係していると見られるタンパク質ベータ・アミロイドのクリアランス機能を高めるとも推測されています」(シェリー氏)

 もちろん、ケトジェニック・ダイエットに対して反対の専門家も多い。あなたはどう考える?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  4. 4

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  5. 5

    timelesz篠塚大輝“炎上”より深刻な佐藤勝利の豹変…《ケンティとマリウス戻ってきて》とファン懇願

  1. 6

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”女性議員ついに書類送検! 野党支持率でトップ返り咲きも玉木代表は苦悶

  3. 8

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  4. 9

    波瑠のゴールインだけじゃない? 年末年始スクープもしくは結婚発表が予想される大注目ビッグカップル7組総ざらい!

  5. 10

    アヤックス冨安健洋はJISSでのリハビリが奏功 「ガラスの下半身」返上し目指すはW杯優勝