著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

更年期、女の敵は女? アドバイスは聞き流すのがベター

公開日: 更新日:

 私の友人Sさんはあまりに更年期の症状がつらく、身近な50代女性数人に「あなたはどう?」と聞きました。すると、「私は友達も多いし、好きなことをいっぱいやっているから、更年期の不調を感じない」という回答が多くて落ち込んだそうです。

 軽い「ホットフラッシュ」(上半身ののぼせ、ほてり、発汗など更年期障害の代表的症状)でサプリメントを摂取していたTさんは、母親から「自分の時代は更年期に神経質ではなかった。ホットフラッシュなどあっても、子育てや仕事で忙しかったから気にならなかった。体が必要でホットフラッシュが出ているのだから、無理にサプリメントで止めるのはどうか」と言われました。せっかく症状が治まっていたのに、サプリの摂取をやめ症状と戦ってきたとのこと。

 45~55歳前後の更年期の年齢であっても、特に更年期症状がない人、やり過ごせる程度の症状の人が大半です。しかし一方で、ホットフラッシュ、気力の低下といった典型的な症状のほか、睡眠障害、腰痛頭痛、めまい、動悸、重い倦怠感などの不調で、日常生活がままならない人もいます。SさんやTさんのケースのように、比較的症状が軽かった女性が何げなく放った言葉で、傷つき悩む女性は少なくありません。また、この連載の読者には男性もいるかと思いますが、「おふくろは更年期の時も普通に家事してた」などと妻に言って、より傷つけているケースもあるでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか