アスリートじゃなくても…手首の痛みを侮ってはいけない

公開日: 更新日:

「TFCCは軟骨靱帯であるため通常のレントゲン写真では写らず、骨にも異常が見られないために重症度がわからないまま診断されることが少なくありません。それで、数カ月から1年湿布を続けたが治らないというケースがあります。そのため、TFCCの確定診断はMRI検査が望ましいといわれています」

うつ病などを誘発も?

 TFCCの治療は痛みが出て2~3週間ほどであれば、1~3カ月間ギブスやサポーターなどで手首を固定する保存療法を行う。多くの場合、これで治癒するが、痛みが強い場合は炎症を抑える局所麻酔とステロイドを混ぜた薬剤を手関節に注射することもあるという。

「問題は、診断が遅れて数カ月経過してもまだ、痛みが取れないケースです。症状にもよりますが、その場合は手術による治療を行うことがあります。手術は手関節鏡と呼ばれる内視鏡を見ながら、手首の患部の炎症部分を切り取ったり、損傷しているTFCCを縫い直したりします」

 手術自体は1時間ほどで終了する。入院期間は医療機関によって違うが、日帰りから3泊4日程度が一般的だという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  2. 2

    石田ゆり子ブームは終わらない? ベリーショートに賛否、脱「奇跡の50代」でも人気加速

  3. 3

    TOKIO国分太一「コンプラ違反」秘匿も次々に“セパ報道”で窮地に…復帰は極めて困難な道のりに

  4. 4

    作新学院・小針監督の「不適切指導」に私が思うこと 批判するのが“無難”かもしれないけれど…

  5. 5

    国分太一「すぽると!」降板は当然…“最悪だった”現場の評判

  1. 6

    巨人阿部監督 グチるくらいならいっそ「4番・坂本勇人」はどうだろう…“進退の決断”含めた4つの理由

  2. 7

    国分太一コンプラ違反で「周囲が感じていた異変」…過去にはガングロに"変身”して問題起こした有名人も

  3. 8

    田原俊彦「真ん中の足」「カッチカチ」下ネタ連発で退場危機…フジ問題でも“おまいう発言”で大ヒンシュク

  4. 9

    フジ再激震! オンカジ逮捕「ぽかぽか」演出担当社員が豪語していた夢との落差にア然

  5. 10

    長嶋茂雄さんは松井秀喜の背もたれをガーンと蹴っ飛ばし、「巨人の4番道」を説いていた