サラダではスッキリしない 「便秘の勘違い」を医師が解説

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「ちょっと考え方を変えれば、かなりの人が排便できるようになります」

 こう言うのは、寺田病院の神山剛一医師。排便機能専門医である神山医師のもとには、便秘に悩む患者が全国から訪れる。悩み解決のために知っておくべきことを聞いた。

「国内で一昨年に便秘のガイドラインができましたが、ガイドラインが示しているのは“こうなったら便秘と考えましょう”という線引き。実は、便秘を明確に定義しようとしても、客観的な数字で具体的に出すことはできない。排便の仕組みは、医学的に解明されていないことが多いのです」(神山医師=以下同)

 たとえば、「大腸の中に便が★グラムたまっていると便秘」「肛門に便が下りてきて、★グラム出せたら便秘ではない」などと示すことはできない。

 しかし、便秘を間違ったイメージで捉え、不安がっている人は多い。「3~4日に1回しか排便できないから便秘だ」「お腹が張っている。便がたまり過ぎているのではないだろうか」「吹き出物や疲労感がひどい。便秘のせいだ」「スッキリと便が出なくて心配」など……。

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