発達障害などで不登校 それでも出席扱いにできる制度がある

公開日: 更新日:

発達障害や起立性調節障害(朝起きられないなど)で勉強についていけない」「集団行動が苦手」といった理由で子供が不登校になった時、知っておきたいのが文科省が定める「不登校児の出席取り扱いに関する制度(注)」だ。少・中学生が対象。どういう制度なのか?

 小・中学校は義務教育なので、出席日数は進級や卒業の認定とは関係なく、出席日数ゼロでも、進級も卒業もできる。ただし出席(欠席)日数○△日という事実は残る。高校受験の場合、内申点に影響が出ることがある。

「この制度では、3つのポイントを満たした場合、不登校でも出席扱いとなります」

 こう話すのは、ITを用いた家庭学習サービスなどを行う「すららネット」の佐々木章太室長。この制度はあまりにも認知度が低く、親はもちろん、学校側も知らない。制度のことを知って申請しても、3つのポイントを正しく満たせなかったために、却下されるケースもある。それもあってか、2005年の施行以降、累計286件(2019年10月17日・文科省発表)しか利用例がない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  2. 2

    福山雅治イメージ大暴落…「路上泥酔女性お持ち帰り」発言とファンからの"賽銭おねだり”が時を経て批判集中

  3. 3

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  4. 4

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    福山雅治がフジ第三者委「有力番組出演者」と認めた衝撃…NHKの仕事にも波及不可避、ファンは早くも「もうダメかも…」

  2. 7

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  3. 8

    福山雅治「ラストマン」好調維持も懸案は“髪形”か…《さすがに老けた?》のからくり

  4. 9

    【独自!】国民民主党にまた不祥事…63歳“激ヤバ”新人都議がコンサル報酬「不払い」でトンズラ

  5. 10

    【武道館チケット入手記念】2013年ザ・タイガース武道館公演の感想「発掘」