発達障害などで不登校 それでも出席扱いにできる制度がある

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発達障害や起立性調節障害(朝起きられないなど)で勉強についていけない」「集団行動が苦手」といった理由で子供が不登校になった時、知っておきたいのが文科省が定める「不登校児の出席取り扱いに関する制度(注)」だ。少・中学生が対象。どういう制度なのか?

 小・中学校は義務教育なので、出席日数は進級や卒業の認定とは関係なく、出席日数ゼロでも、進級も卒業もできる。ただし出席(欠席)日数○△日という事実は残る。高校受験の場合、内申点に影響が出ることがある。

「この制度では、3つのポイントを満たした場合、不登校でも出席扱いとなります」

 こう話すのは、ITを用いた家庭学習サービスなどを行う「すららネット」の佐々木章太室長。この制度はあまりにも認知度が低く、親はもちろん、学校側も知らない。制度のことを知って申請しても、3つのポイントを正しく満たせなかったために、却下されるケースもある。それもあってか、2005年の施行以降、累計286件(2019年10月17日・文科省発表)しか利用例がない。

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