著者のコラム一覧
石原藤樹「北品川藤クリニック」院長

信州大学医学部医学科大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。

いまは1日1回が主流 血圧の薬は寝る前に飲むのがいい?

公開日: 更新日:

 高血圧で薬を飲まれている方は多いと思います。昔の血圧の薬は1日2回や3回に分けて飲むことが多かったのですが、最近の降圧剤は1日1回が主流になっています。

 1日1回というと、朝食後に飲む、という人が多いかも知れません。ただ、「血圧は早朝に上昇することが多いので、それを効率よく下げるには、夜に飲んだ方がいい」という意見もあります。どちらが正しいのでしょうか? 

 今年の心臓病の専門誌に、高血圧の薬の飲み方と、心筋梗塞脳卒中などの病気との、関連をみた論文が掲載されました。スペインで2万人近い高血圧の患者さんを対象に、血圧の薬を日中に飲むか寝る前に飲むかに分けて、長期の経過観察を行いました。すると、心筋梗塞や脳卒中になるリスクが、寝る前の方が45%も低下していたのです。同じ薬を朝から寝る前に飲む時間を変えるだけで、これだけの効果があったというのですから驚きです。

 なぜこうしたことが起こるのかは不明ですが、夜に高血圧や心臓病に関係するホルモンが増加するので、それを寝る前の薬の服用により、効率的に抑えられるのではないか、という推測があります。もちろん、夜お酒を毎日飲むような人は、お酒と一緒に薬が体に入ることは問題なので、誰でも寝る前に薬を飲んだ方がいい、とは言えませんが、一度お医者さんに相談してみるのがいいかも知れません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  4. 4

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  5. 5

    中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

  1. 6

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 7

    ソフトB関係者を“メロつかせた”佐々木麟太郎の褒め殺し…「ウチで決まりと思っちゃう」のノロケ声も

  3. 8

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  4. 9

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し

  5. 10

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人