インターバル速歩で体力が10歳若返り脳卒中リスク40%減

公開日: 更新日:

 別の研究によると、最高酸素摂取量から被験者を「低体力」「中体力」「高体力」に分け、血圧、空腹時血糖値、BMI、中性脂肪、HDLコレステロールから生活習慣病指標をつけた。点数が高いほど生活習慣病のリスクが高いことを意味する。すると、体力が低い人ほど生活習慣病指標の点数が高かったが、5カ月間のインターバル速歩後は体力の低い人ほど体力が上昇。生活習慣病指標の点数も低下したのだ。

 5カ月間のインターバル速歩で睡眠障害や認知機能も改善するという結果も出ている。

「体力の向上効果は、1週間当たりの速歩時間に比例します。つまり、本人が“ややきつい”と感じる強度の速歩を1週間当たりどれくらいの時間やるかが重要です。ただし、最近の私たちの研究で、速歩時間が週10分以下だと加齢による影響に負けてしまい体力の向上効果は認められず、週50分以上実施してもその効果が頭打ち気味になることも分かりました」

■30分以内に乳製品を取るとより効果的


 さらなる研究では、インターバル速歩後30分以内に乳製品を取ると、より効果が高くなることも判明した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々