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熊本悦明医師

1929年、東京都生まれ。東京大学医学部卒。日本メンズヘルス医学会名誉理事長、札幌医科大学名誉教授。現在は「オルソクリニック銀座」(東京・中央区)で、名誉院長として診療中。近著「『男性医学の父』が教える 最強の体調管理 テストステロンがすべてを解決する!」(ダイヤモンド社)がある。

若く健康でいるためには「男性ホルモン」を補充するといい

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 そして、そんな中高年のほとんどが、ストレスによってテストステロンの分泌が低下してしまっているのだという。

「私たちは人生100年時代に突入しました。ただ長生きするだけでなく、楽しく過ごさなければなりません。いつまでも若く、健康でいるために必要なのがテストステロンなのです。実際にアメリカでは、このホルモン補充療法を多くの人が行っており、心配されるようながんにつながるような結果は出ていません。今の時代、目が悪ければメガネをかけたり、コンタクトをしたり、レーシック手術をしますよね。歯が悪ければ、入れ歯やインプラントなども。それと同様に、元気がなければテストステロンの量を増やすような食事や生活をしたり、積極的に補充したりすれば、元気で充実した生活が手に入れられるのです」

 代表的な男性ホルモンであるテストステロンは精巣(睾丸)でつくられ、筋肉や骨格をつくる。また、生活において活力を増進させる、性欲を高めるなどの働きをする。

 しかし、分泌量は20代をピークに徐々に減り、重度のストレスがかかると、さらに低下する。

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