東大医学部卒の教授が語る 5年後治る病気・死ななくなる患者

公開日: 更新日:

■劇的に治癒率が上がる可能性がある「がん」とは

 これからのがん患者はこうした革新的ながん治療法に加えて、この先数年で出てくるさらに進んだがん治療法が使えるようになる。

「がん細胞に感染して自己増殖し、がん細胞を溶解させてしまう特殊なウイルスを使った薬や、設備が安価でどの病院にも導入しやすく、副作用も少ない世界的に注目される光免疫療法なども登場しそうです。新たなマーカーによる早期がん発見の血液検査、AIの特長をフル活用し、革新的進化が今後予想される画像診断、人の手が入りづらい場所でも正確に手術できる『ダヴィンチ』に代表されるロボット手術も確実に進歩するでしょう」

 転移がんについても近年非常に多くのことがわかってきているという。

「転移巣は、がんが最初にできた原発巣と同じ性質だと考えて行われてきました。それ自体は間違いないのですが、だとしたら、転移しても生き残る人と亡くなる人がいるのは不思議です。転移がんには、未知の特徴があるのではないか、という発想による研究が急速に進んでいます。これに関与するのが、エクソソームです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か