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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

血糖コントロールが悪い人は脱水傾向 こまめな水分補給を

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 適度な運動も、免疫力を上げることにつながります。気温が上がり、桜が咲き、これから外で過ごすのにいい季節です。散歩をしたり、ラジオ体操などをするのもいいですね。しっかり深呼吸しながら体を動かすと、呼吸筋が鍛えられます。呼吸筋の強化で免疫力を上げ、心肺機能の維持を図りましょう。

 そして、最も大事なのは、感染源との接触を避けること。現状難しくもありますが、人混みではマスクをつけましょう。100円均一などで売られているハンカチを使ってマスクを手作りする人もいます。ドアノブや電車の吊り革などは極力素手で触らず、手洗い、アルコール消毒を徹底しましょう。家族間であっても、タオルの共有などはやめた方がいいです。

 感染した人の8割が自然に軽快し治癒するということは、発症に気付いていない人も大勢いるでしょう。症状があっても、風邪なのかインフルエンザなのか新型コロナなのか分からない。誰でも感染源になり得ます。糖尿病の方は感染して重症化させないように気を付けるとともに、感染源にならないようにすること。そして糖尿病でない読者の方も、「どうせかかっても大したことないでしょ」などと思わずに、あなたが感染源にならないための十分な対策を講じてください。

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