ヒトパピローマウイルス感染症<4>「心配なのは子宮頸がん」

公開日: 更新日:

 20歳から40歳までがピークとされる「子宮頚がん」は、原因の9割がヒトパピローマ感染といわれている。

 近年急増している「子宮頚がん」は、子宮の入り口付近に発生し、パピローマウイルスと同様に、初期段階では症状がほとんどない。

 しかし、病態が進行すると、月経時期でもないのに、性交時に出血し、おりものが増えたり、さらに重度になると下腹部、腰の痛み、尿や便に血が混じる症状を起こす。

 厚労省の統計によると、毎年、1万人を超す女性が「子宮頚がん」に罹患し、二千数百人が亡くなっている。

「初期の段階なら治療も、1時間ほどの手術で終わるそうですが、“進行すると厄介ながんになり、最悪、妊娠もできなくなります”と説明されました。でもこのウイルスの感染は繰り返されるようで、その90%は、免疫作用で自然排除するようです。私はそれに期待をしているのですが……」(岡本さん)

 岡本さんは一人娘で、老いた両親は一日も早い、孫の誕生を望んでいる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン