著者のコラム一覧
宮沢孝幸京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授

京都大学ウイルス・再生医科学研究所附属感染症モデル研究センターウイルス共進化分野准教授。日本獣医学会賞、ヤンソン賞などを受賞。小動物ウイルス病研究会、副会長。

アルコールには弱いのにヒトの新興ウイルスになった理由

公開日: 更新日:

 どちらの経路も細胞の膜上に発現する特定のタンパク質(受容体と呼ぶ)とウイルスのエンベロープ膜に存在するスパイク(S)タンパク質が結合することで、2つの膜の融合が起こる。Sタンパク質が膜融合を引き起こす分子なのである。

 新型コロナウイルスは、ACE2というタンパク質を受容体として使用する。このタンパク質は肺や腸、精巣、卵巣、腎臓、心臓、乳腺、血管など幅広い臓器や組織に発現している。このため、新型コロナウイルスはさまざまな疾病を起こしうる。

 コロナウイルスは、さまざまな受容体を使用する。新型コロナウイルスは、Sタンパク質がヒトのACE2を効率良く使用することができるよう変異したことで、ヒトの新興ウイルスとなったのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    矢沢永吉と郷ひろみ…NHK紅白で浮き彫りになった“待遇格差”の現実 視聴率35%回復も問題山積

  2. 2

    松任谷由実1989年の"稼ぎ"は1人でホリプロ&イザワオフィスを凌駕していた!紅白“特別企画”枠で出場

  3. 3

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(2)

  4. 4

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(3)

  5. 5

    紳助暴行事件 衝撃の一部始終(1)

  1. 6

    水森かおりが振り返る一番の窮地 デビュー3年目で宣告された「結果が出なかったら来年の契約はない」

  2. 7

    箱根駅伝中継所ドクターは全員が順大医学部OB…なぜか協力しない大学がウジャウジャ

  3. 8

    青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?

  4. 9

    2026年は米価が値頃になるのか? 昨年末には最高値更新も業界には先安感漂う

  5. 10

    有吉弘行が紅白リハーサルでけん玉失敗…「もう年なのか眠りが浅いんで、夢の中で生きてます」