ホームや階段が怖い…岩義人さん語る「ナルコレプシー」の苦悩

公開日: 更新日:

岩義人さん(ユーチューバー/24歳)

「ねぇ、芝居しながら寝てるよね? 疲れてるの?」

 2019年の夏、舞台稽古の休憩時間に相手役からそう言われて、「え?」となりました。

 その舞台では主演を務めさせていただき、初めから終わりまで1時間45分間、出ずっぱりの役でした。そこまでの長丁場は初めてだったので、かなりの緊張感を持って臨んでいたんです。当然、集中していましたし、寝てしまった自覚はまったくなくて、眠いという意識もない。なのに、寝ちゃっていたらしいのです。そのとき初めて「自分はおかしいのか?」と疑いを持ちました。

 その後、演出家の方からも事務所に「芝居中に寝ているからちゃんと調べたほうがいい」という電話をいただいて、マネジャーともども衝撃を受け、病院の睡眠内科を受診したという経緯です。幼い頃から居眠りの多い子供でした。授業中、バスの中、お出かけの車の中など、どこでもよく寝ることは自覚していました。でもそれが病気だとは思いませんでしたし、親も「あんたよく寝るね。でも寝る子は育つっていうから」とプラスに捉えていたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  2. 2

    ヘイトスピーチの見本市と化した参院選の異様…横行する排外主義にアムネスティが警鐘

  3. 3

    国民民主党「新人都議」に渦巻く“スピリチュアル疑惑”…またも露呈した候補者選定のユルユルぶり

  4. 4

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    高橋真麻がフジ港浩一前社長、大多亮元専務を擁護の赤っ恥…容姿端麗な女性集めた“港会”の実態知らず?

  2. 7

    参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門

  3. 8

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 9

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  5. 10

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?