著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

検診で注意 病院が胃カメラからバリウムに変更を促す理由

公開日: 更新日:

 春の健診シーズンですが、読者の皆さんは健診をきちんと受けられたでしょうか。5月2日付の当欄では、新型コロナウイルスの余波で、各種健診の延期が相次いでいることに触れました。緊急事態宣言が解除され、健診も少しずつ再開されていますが、例年とは違う部分もあります。

在宅ワークにSOYJOYを激推ししたい理由【PR】

 そのひとつが、胃カメラ検査です。医療機関によっては、胃の検査で胃カメラを予約した人にバリウムへの変更を促しているところもあると聞きます。そういうところでは問診票や尿検査、検便検査などのキットを事前に郵送する際、感染リスクを説明するチラシも同封し、利用者への感染リスクに触れています。

 それを読んだ人は、新型コロナ感染を心配するでしょう。しかし、本当の狙いは、病院側は医療スタッフを守ろうという意図があるようにも思います。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い