著者のコラム一覧
小堀鷗一郎医師

1938年、東京生まれ。東大医学部卒。東大医学部付属病院第1外科を経て国立国際医療センターに勤務し、同病院長を最後に65歳で定年退職。埼玉県新座市の堀ノ内病院で訪問診療に携わるようになる。母方の祖父は森鴎外。著書に「死を生きた人びと 訪問診療医と355人の患者」(みすず書房)。

死を身近に感じたことで…訪問診療医が実感した「新型コロナ」の教訓<下>

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスは在宅医療の現場も直撃している。感染を恐れて治療や入院を拒否する患者も増えた。多くの人は自らの最期に、改めて思いを巡らせるようになっている。

 新型コロナウイルスのリスクが高いのは基礎疾患を抱える中高年だ。彼らにとって感染は死に直結する怖さがある。志村けんさん、岡江久美子さんといった知名度の高い芸能人の命を奪ったことも、誰もが死から逃れられないのだという現実を教えてくれた。

「新型コロナウイルスの蔓延は我々に、『死はごく身近に存在する』という事実を突き付けました。多くの人はいや応なしに『死』と向き合わざるを得ない状況に置かれています。ただ、自らの死について考えることは決して悪いことではないと思います」

 人生の最期をどのように迎えるか、どうすれば自分らしく全うできるのか。それを考えられるのは、元気に生きている時だけだ。死を身近に感じられる今は、自らの死について冷静に考えるのに、とてもいい機会である。

 小堀さんが人々の変化を感じるようになったのは、4月上旬からだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  2. 2

    ドラ1候補の沖縄尚学・末吉良丞“まだ治らない左ヒジ”に日米スカウトやきもき…夏の甲子園沖縄県予選きょう23日開幕

  3. 3

    注目の集中審議で高市首相が“錯乱答弁”連発…「中傷動画」「サナエトークン」野党質問を圧殺し被害者ヅラ

  4. 4

    ドジャース指揮官は真美子夫人に言及も…2児の父となった大谷翔平に「心配のタネ」

  5. 5

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  1. 6

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 7

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  3. 8

    高市内閣支持率下落の必然…衆院選の公約「消費税ゼロ」反故にする裏で進める“ゲリマンダー政治”の闇

  4. 9

    巨人橋上監督代行が見せたシビアな顔 「坂本勇人を使ったら、浦田が使えなくなっちゃう」

  5. 10

    維新の念願「都構想」は絶望的…足元見た高市首相が吉村代表に“諦めろ”と引導渡す