猫背が続くと「巻き肩」になり上がりづらい…体操で改善

公開日: 更新日:

 年齢を重ねると、男女共に猫背になる人が多くなる。すると肩が前に巻き込まれ、いわゆる巻き肩になる。それが腕の上がりにくさにつながる。

「でも生活の中では案外、肩や腕を上げる動作が多い。無理して肩を上げた結果、痛みが生じ、病院や整体に駆け込む人が後を絶ちません」と指摘するのはパーソナルトレーナーとしても活動するアスレチックトレーナーの三田貴史さん。都内の整形外科でリハビリ指導を行っている。

 筋肉は、縮こまったり丸まったりという状態が長く続くと、それが“普通”になり、自らその状態になろうとする。

 たとえば、家でベッドの上に寝転がり、肘を曲げ、スマホを顔の前に持っていく姿勢で長時間見ている人は多いのではないだろうか。

「それを続けていると、体がその姿勢が楽だと感じ、肘は曲げる状態が普通だと覚えてしまう。すると次に肘を伸ばすときに脳が『異常事態』と判断。体に信号を送り、その結果、肘を伸ばすと痛みが生じるようになってしまうんです」(三田さん)

 体に間違った姿勢を覚えさせないためにも、できるだけ日常生活の中で同じ姿勢を取り続けることは避けたい。「ずっと猫背で座ったまま」は、もってのほかだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし