新型コロナ対策の窓開け換気 入り口を小さく出口は大きく

公開日: 更新日:

 また、窓を開けても風が通らない時がある。その場合は、キッチンのレンジフードを「強め」で運転する。

 重政さんによれば、よくある問い合わせとして「換気中はエアコンをつけた方がいいかどうか」というものがある。おすすめは、つけっ放し。理由は2つある。

 1つは、窓を開けると外から熱い空気が入ってくるため、部屋の中の温度が高くなってしまうからだ。最高気温30度以上の真夏日や、35度以上の猛暑日となれば、わずか5~10分でも室温は上がる。前出の三宅医師は「昼も夜も熱波で室温がいつまでも下がらず、その中で何日間も過ごすうちに高齢者の熱中症が徐々に悪化する」と指摘していたが、それを避けるためにもつけっ放しがいい。

 もう1つは、節電。

「エアコンは、スイッチをつけて周りの空気を冷やす時に電力を最も消費します。一回つけてそのままだと、電力を最も消費するタイミングが一回で済みます。こまめにオンオフするとその都度、電力ピークの山が発生して電気代がかかります」

 電気代のことを考えると、窓を開けて換気する時は設定温度を少し高めにする方がいいが、熱中症対策を考えると、室温上昇を避けるために、普段より低めの方がいい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々