下肢静脈<下>足のポンプ機能は手軽な5つの体操で鍛えられる

公開日: 更新日:

 日本静脈学会理事長で「慶友会つくば血管センター」(茨城県守谷市)の岩井武尚センター長が言う。

「日本古来の和室の生活スタイル(あぐらや正座)から椅子の生活スタイルに変わり、足の力を使う生活が減ったことで下肢静脈瘤やエコノミークラス症候群(静脈内にできた血栓が飛んで、肺動脈を塞ぐ病気)の発症が20倍以上増えたといわれます。下肢静脈の負担を減らすケアの基本は足を頻繁に動かすこと。歩かなくても、足首を動かすだけでも筋ポンプは働きます」

 そこで日常の合間にできて効果の高い、岩井センター長が勧める足のストレッチ体操を紹介する。立ち姿勢でやるものと、椅子に座った状態でやるものがある。

 ここで紹介する3つは、ふくらはぎの筋肉と、太もも、お尻の筋肉。股関節を効果的に動かすための体操になる。

■かかと浮かせストレッチ

①椅子を用意する。椅子の後ろに立ち、背もたれに両手を添え、肩幅程度に足を開く。その姿勢で少しだけかかとを浮かせる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気