脳<下>病気を招く右脳の衰えは運動とハーブティーで予防

公開日: 更新日:

 なぜ、右脳が弱るのか。右脳は空間の広がりや高さを認知したり、体のバランスを取ったりする機能も集中する。右脳が外部からの強いストレスを受け続けると、不安に関係するホルモンが長時間分泌され続け、交感神経も過剰に刺激される。結果、右脳が疲弊してしまうのだ。

「年をとるほど右脳の機能は低下します。その理由のひとつは運動する機会が減るからです。デスクワークなどで左脳ばかりを使い、あまり体を動かさない人も同じです。便利になった現代社会では、左右の脳のバランスが崩れやすく、右脳が弱りやすい環境なのです。そこで、右脳を手っ取り早く使うこと=活性化できる方法が『運動習慣』といえるのです」

■「レッドクローバー」で右脳が活性化

 特に勧められるのは、脈拍が1分間に110~120を超えない範囲で、軽く汗ばむ程度の「有酸素運動」。具体的には、速足でのウオーキングやジョギング、サイクリング、水中ウオーキング、水泳など。週3回以上、1回につき30分以上行うのが理想だ。

 運動は右脳を活性化させるだけでなく、全身の血流を増やすので、脳の細かい血管の血流が増加し、脳全体の活性化にもつながる。健康な高齢者が有酸素運動を行うことで認知機能や注意力が改善したり、パーキンソン病を発症した人の症状が改善したという報告もあるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する