脳<下>病気を招く右脳の衰えは運動とハーブティーで予防

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 また、運動することで脳内のドーパミンやノルアドレナリンといった脳機能維持に欠かせない「神経伝達物質」が増加することも分かっている。運動によって、不安やうつ状態が改善するという報告もあるという。

「もうひとつ脳を活性化させる方法として、私が注目しているのは飲み物の『ハーブティー』です。中でも健康効果が最も科学的に証明されているのは『レッドクローバー』という種類のハーブです。イソフラボンを多く含み、抗がん作用、骨粗鬆症の予防、更年期症状に有効であることが報告されています」

 そこで篠浦部長自身、NIRSを用いてレッドクローバーによる脳の血流の変化を調べてみた。すると12人中8人に右前頭葉の「血流上昇」、4人に右前頭葉の「酸素飽和度の上昇」が見られたという。いずれも共通するのは右側の前頭葉で、右脳が活性化したわけだ。

 なぜ、右脳が活性化するのか。レッドクローバーを愛飲している人の症状で一番改善するのは「便秘」だといわれているという。

「私の推測では、右脳と消化管が密接に関係していることが原因だと考えています。右脳は言語との関わりが少ないぶん、生存に関する体の機能や情動、本能といった動物的な機能との関係が強くなります。胃腸などの消化管の動きも、動物的な機能に属すると考えられます。ですから消化管の動きがよくなると、それと密接に関係している右脳も活性化するのではないかと思われます」

 メカニズムは、まだはっきり分からないが、ハーブティーの愛飲習慣も試してみてはどうか。

【連載】病気を近づけない体のメンテナンス

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