顎<下>セルフケアで改善 顎関節症を治す3つのリハビリ法

公開日: 更新日:

「これまで歯科医は虫歯などの痛みを取ることと闘ってきました。ですから口を開くと痛いのなら『安静にしてください』『軟らかい食べ物を食べるように』と指導していたので、いつまでたっても顎関節症が治らない人が増えたのです。リハビリトレーニングは、整形外科の五十肩の運動療法と同じで、痛みをこらえるトレーニングです。『ちょっとつらい』と感じる程度までやることが効果を高める秘訣です」

 その人の症状に合わせて、いくつかやり方があるので紹介してもらう。

【口が開きにくいときに行う――関節可動化訓練・筋伸展訓練】

「準備運動」として、痛みが出ない範囲で口を開けたり、閉じたりを10回繰り返す(上下の歯は接触させない)。

 初めに、下顎の前歯に利き手の人さし指から薬指までの3本の指をかけ、ゆっくり口を開くように下顎を押し下げる。痛みを少し感じるまで開いた状態で10秒間維持する。

 次に、利き手で下顎を押し下げると同時に、反対側の手の親指を上顎の前歯に当てて開口させ、10秒間の維持から始め、5秒ずつ持続時間を延ばしていく。この行程を3回繰り返して1セットとし、毎食後と入浴後に1セットずつ、1日4セットを行う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々