入浴時間は10分以上30分未満に抑えなければならない理由

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 そろそろ熱い湯舟が恋しい季節になってきた。記者は大の風呂好きで、シャワーだけではなく、しっかりと毎日湯舟に浸かりたいタイプである。コロナ以前は半年に一度の温泉旅行をなによりも楽しみにしていた。ところで、かねがね感じていた疑問がある。湯舟に浸かるのは大好きなのだが、極度の暑がりのせいか、長い時間浸かっていることは苦手なのだ。湯舟に浸かれるのはせいぜい5分が限界。この短さでも、疲れを癒やす効果はあるのだろうか。国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長に聞いてみた。

「湯舟に浸かると、1日の疲れが癒えますよね。疲労回復や血行促進にも効果が期待できますから、健康を保つ意味でも毎日しっかり入浴することは必要です。ただし、湯舟に浸かっている時間が長すぎるのはいけません」

 たとえば30分以上湯舟に浸かると、肌の角層が大量の水分を吸収してしまう。そのため、肌の保湿成分となる“油分”を失い、乾燥肌を招く原因となる。また、長湯をすると、体内から水分が汗として流れ出てしまう量が増加し、頭痛やめまいなどの脱水症状を引き起こしかねない。

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