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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

夫が高血圧、糖尿病、脂質異常症なら妻も発症しやすい

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 夫婦で生活習慣の改善に取り組むことは、長続きしやすい点も含めて、とてもおすすめです。

 共に50代前半のAさんご夫婦は、お酒が大好き。お子さんがいないこともあり、夜は晩酌が欠かせません。

 運動を日常的に行い、食事内容にも気を付けているため、アルコール摂取量は多いものの、健診で数値の異常を指摘されることはありませんでした。

 しかし、「長くお酒やおいしいものを2人で食べたいから」と、お酒の量を少し減らすように決めたそうです。

 土日は昼からワインを開けていたのを、スポーツジムへ夕方に行くようにして、夜までアルコールは飲まないようにする。平日夜は、日本酒からワイン、またはワインから日本酒というようにアルコールの種類を変えると飲酒量が増えるので、どちらか一方にする。

 飲まないことが習慣化している人からすると、「大した変化じゃない」と思うかもしれません。でも、健診で数値の異常が出ていない現段階では、三日坊主にならない方法としてベター。長く続けられることが最も重要です。

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