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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

標準体重でも、痩せていてもコレステロールが高い人がいる

公開日: 更新日:

 肥満が、糖尿病、高血圧脂質異常症など心筋梗塞脳卒中につながる生活習慣病のリスクを高めるのは、よく知られている通りです。

 一方で、基礎代謝が落ちて太りやすくなる40~50代で標準体重を維持している人には、健康的なイメージを持っていませんか? 「痩せているから生活習慣病ではない」「痩せているから健康診断を毎年受けなくても大丈夫」と考えている人もいるのではないでしょうか?

 しかし、肥満でなくても高コレステロールに注意しなければならないことを示す研究結果が、2018年に滋賀医科大から発表されています。

 それは、厚生労働省が1980年、1990年、2000年、2010年に実施した「国民健康・栄養調査」(旧国民栄養調査)に参加した全国の50歳以上の男女、それぞれ5014人、4673人、5059人、2105人のデータを解析したもの。

 過去30年間適正体重(BMI18・5以上25未満)の人に対して、肥満(BMI25以上)や痩せ(BMI18・5未満)の人は、高コレステロール(総コレステロール220㎎/デシリットル以上)に何倍なりやすいかを調べたところ、男性で肥満の人は1980年では2・4倍高かったのですが、1990年には2・0倍、2000年には1・4倍、2010年には0・9倍と、オッズ比が低下しました。

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