著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

66年初来日の滞在ホテルで加山雄三とスキヤキパーティー

公開日: 更新日:

 今から54年前の1966年、6月29日未明にビートルズは来日しました。彼らの宿泊先は、東京ヒルトンホテル(現・ザ・キャピトル東急ホテル)で、7月2日まで滞在していますが、その間、彼らはどのような食事をしていたのでしょうか。

「ビートルズ大学」(宮永正隆著、アスペクト)に、その一部が記されているので、抜粋して紹介すると――。

 テーブル上にはヒレ肉(シャトーブリアン)が置かれ、ビートルズのいるプレジデントスイート(1005号室)で切り分けたとされています。

 テーブルにはステーキ用のソースとして、銀の瓶に入ったマッシュルームソースとベアルネーズソース(フランス風ステーキソース)が置かれています。シュリンプカクテル用にはカクテルソースとマヨネーズが置かれていたそうです。

 ご存じの方も多いでしょうが、来日当日の6月29日の夜、ビートルズの部屋を加山雄三が東芝レコードのビートルズ担当ディレクター、高嶋弘之らとともに訪れています。

 加山は発売したばかりの彼のアルバム「ハワイの休日」を持参、メンバーに渡したところ、彼らはすぐに持ち込んでいたレコードプレーヤーで聴いたそうです。

 当時のイギリスでは、「ハワイの休日」に収録されている「お嫁においで」「白い浜」「君の瞳の蒼空」といったリゾートタイプの曲は珍しく、このサウンドの意外性に少し驚いたのではないでしょうか。加山は著書「若大将の履歴書」(日本経済新聞出版)の中で、ポールが「日本の曲っぽくないね」と話していた、と記しています。ビートルズの部屋には日本の民謡レコードが置かれていたそうなので、彼らの耳にはそれらとは違って聞こえたのでしょう。

 その夜、加山はビートルズと一緒にスキヤキを食べながら歓談します。ジョンは箸の使い方を知っていて、「床にこうして座って食べるのが正式だろ」と、テーブルから首だけ出して食べようとしたそうです。このときジョージはすでに菜食主義の洗礼を受けていたので、肉類はあまり口にしなかったかもしれませんが、詳細は不明です。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督が優勝特番で福本豊氏とバチバチ!「何もせえへんかった」に反論、露呈したOBとの溝

  2. 2

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  3. 3

    高市首相“利益誘導”自慢の呆れたセンス…国交省1兆円交付金「確保」335回もアピール

  4. 4

    高市首相「脱リフレ宣言」は不発に…虚しく響いた所信表明演説の「市場」ラブコール5連発

  5. 5

    石橋静河「ブラッサム」は“朝ドラ勝ちパターン”! 15%→13%台でも中盤で盛り返す“2つの条件”

  1. 6

    【12球団】プロ野球2026年 戦力外通告選手(随時更新)

  2. 7

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  3. 8

    『アイヴ・ガッタ・フィーリング』寒空の屋上でノリノリ演奏も…カンペ見ながら歌うリアル

  4. 9

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  5. 10

    松嶋菜々子「救命病棟24時」第6シリーズで夫の反町隆史と“共倒れ”か…フジ「月9」三重苦とは

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス