著者のコラム一覧
松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

健康の重大要素「ポールの食」にメタボを遠ざけるヒントが

公開日: 更新日:

 78歳の現在もなお、「老化知らず」のパワフルなステージパフォーマンスを続けているポール・マッカートニーについて、これまで少しずつ紹介してきました。

 私が直接目にした、ポールのライブステージ上の動きを少しご紹介すると、ベースギターを弾きながら歌い終えるとベースギターを横に置き、短い階段を上って少し高めに設定されたピアノの前に座り、休む間もなく次の曲をスタートする、といった感じです。スマートな外見、そして軽やかな体の動きは「老化」を感じさせず、ビートルズが20代初めだった頃の時代に私たちを連れていってくれるような気分にさせてくれました。

 代表的な老化現象のひとつに「メタボリック症候群」があります。いわゆる「メタボ」の代表的疾患としては、内臓肥満、高脂血症(脂質代謝異常症)、高血圧、高血糖などがあります。さらに、運動機能に関する骨格筋、骨、軟骨、関節なども老化に伴いさまざまな変化を生じさせ、歩行機能の低下や日常の生活動作の制限や痛みが表れてきます。

 また、骨格筋も自覚の有無にかかわらず萎縮などが認められ、筋力低下につながっていきますし、骨密度の低下は骨粗しょう症の発症要因になるといわれています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」