著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」名誉院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

女性に多いセックス後の「頻尿」には意外な病気が潜む

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 また、基本的に数日たてば炎症は治ってきますので、頻尿が気にならなくなります。それで毎回、セックスをするたびに頻尿になる……という自覚症状が繰り返されるのです。それにセックス自体も、男性の手や体に付いた雑菌が女性の尿道内に入り込む(尿道炎や膀胱炎の)原因になります。

 性感染症の「クラミジア」も男性では尿道炎を引き起こし、女性では腟に感染しますが膀胱炎症状が出ることがあるので、セックス後の頻尿の原因になる場合があります。しかし、男性の50%、女性の70~80%は自覚症状が出ません。尿道の違和感やムズかゆさなど、ちょっとした症状でもあれば検査を受けることをおすすめします。女性の尿道炎・膀胱炎対策としては、セックスの前後には必ずお互いにシャワーやお風呂に入ること。それとセックス後48時間以内は膀胱炎になる確率が高いといわれていますので、セックス後は早めに排尿するように心がけてください。

 また、日頃から水分をしっかりとって尿量を保ち、トイレは我慢しないことです。膀胱炎を放置すると腎盂(じんう)腎炎に進行する恐れもあります。セックス後の頻尿があれば、一度、泌尿器科を受診した方がいいでしょう。

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