目<上>専門医が指摘する「スマホ老眼」を招く3つの悪習慣

公開日: 更新日:

 この項目のうち3つ以上当てはまれば、スマホ老眼の可能性が高いという。また、「目のピントが合わない」と感じたとき、それが本物の老眼かスマホ老眼かを見分けるには、試しに3日間スマホを使うのをやめてみる。それでもまだ目のピントが合いにくい場合は本物の老眼の始まりの可能性が高いという。

 では、スマホ老眼は目がどのような状態になるのか。目のピント調節機能は、カメラのレンズの役目をしている「水晶体」と、水晶体の厚みを調節している「毛様体筋」によって行われている。

「遠くを見るときは、毛様体筋がリラックスして水晶体が薄くなります。近くを見るときは、毛様体筋が緊張して水晶体が厚くなります。しかし、本物の老眼は加齢によって水晶体自体が硬くなってピントが合わせにくくなる。一方、スマホ老眼の原因は毛様体筋の疲労です。本物の老眼は加齢による目の変化なので治りませんが、スマホ老眼は目の調節機能の一時的な不具合なので、少しの気づきと工夫で元に戻すことが可能です」

 しかし、スマホの使い過ぎを改善しないでスマホ老眼を放置していると、肩凝りや頭痛を悪化させる。それにスマホのディスプレーからはブルーライトが発せられるので眼精疲労を引き起こしたり、夜間の使用は睡眠のリズムを乱す。睡眠障害から慢性疲労はもちろん、うつ病の発症にもつながりかねないのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも