著者のコラム一覧
小林秀行東邦大学医学部泌尿器科学講座准教授

1975年、東京都生まれ。2000年東邦大学医学部を卒業。卒後研修終了後に東北大学大学院医学系研究科病理病態学講座免疫学分野に進学。医学博士を取得。ペンシルバニア大学獣医学部にてリサーチアソシエイト。その後、東邦大学医学部泌尿器科学講座に復帰。2014年より現職。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本生殖医学会生殖医療専門医。専門は男性不妊症。noteにてブログ「Blue-男性不妊症について」を配信中。

男性不妊症の疑いがある場合は何科を受診すればいいのか?

公開日: 更新日:

 内容を見ると、男性不妊症に関する手術、勃起障害・射精障害の治療、精子凍結を行っているかどうか、その有無が一覧で記載されています。ここに掲載されているクリニックや病院に問い合わせをするのがおすすめの方法です。

 筆者が勤務している東邦大学医療センター大森病院も男性不妊症の診療を専門で行っています。東邦大学医療センター大森病院は、東京都大田区にあり、羽田空港から車や電車で30分以内のエリアに位置しています。品川駅も近いので、全国から空と陸のアクセスに優れた大学病院と言えます。「リプロダクションセンター」という男性および女性の不妊症を同時に診察する部門が備わっていることを特徴としています。泌尿器科のリプロダクションセンターは完全予約制で、男性不妊症の診察をお受けしていますので、お気軽にお問い合わせをお待ちしています。

 ところで、なぜ東邦大学が生殖医学に造詣が深いのか、ご存じでしょうか? 歴史を紐解くと、昭和34年に東大助教授より東邦大学産婦人科に赴任された林基之教授が精力的に研究活動を進め、世界と肩を並べる不妊症に関する知見を見出していきました。林教授はヒトの体外受精の研究もされており、後述する英国のエドワーズ博士とも争っていました。しかし、倫理的な観点から体外受精卵のヒトへの移植は消極的でした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々