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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

食物繊維の摂取が多いほど死亡リスクは低下 日本人9万人以上を調査

公開日: 更新日:

■実際の摂取量は男女すべての年代で不足

 では、食物繊維はどれくらいの量を目安に取ればいいのか? 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、女性18グラム以上、男性21グラム以上(18~64歳の場合)を食物繊維の1日の摂取目標量として定めています。また、食物繊維と糖尿病の発症リスクとの関連を調べた研究では、食物繊維の平均摂取量が1日20グラムを超えると、糖尿病リスクが低下するとの結果が出ています。


 一方、実際の摂取量は男女問わずすべての年代で不足しており、特に若年層での不足が顕著であることが指摘されています。1947年には平均摂取量が27.4グラムだったのが、最近では約半分にまで減っているという報告もあります。

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