著者のコラム一覧
田中智子「うぐいすヘルスケア株式会社」代表取締役

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

着けたがらない親に補聴器をつけてもらうにはどうする?

公開日: 更新日:

 補聴器を着けたがらない親をどう説得すればいいのか? こんな相談をよく受けます。

 難聴は、本人だけでなく、身近な家族や、話しかけたいと思っている周りの人にも負担を強いるものです。超高齢社会の現在、衰える体力や身体機能をサポートする老眼鏡や入れ歯と同じように、補聴器もまた必要なものとして認識されるべき。老いは悪いことではありません。たとえ体の機能が落ちても、上手に補いながら元気に過ごすという意識が広まればいいと思っています。

 ある女性から、ご連絡をいただいたことがあります。耳の遠くなった父親との会話が「大声で話さないと何も聞こえない」「私も母親も、聞こえないから話しかけるのを避けるようになっている。何とかしたい」という切実なものでした。

 訪問すると、本人は補聴器にあまり乗り気ではない様子です。

 さっそく聴力測定を実施。結果に合わせて補聴器を調整し、そしてそれでも補聴器が万能ではないことなどを十分に説明し、1週間だけでも試してみませんかと提案。ひとまず試用してもらえることになりました。この間、娘さんと何回もLINEでやりとりをし、お父さまの様子を聞きながらサポートの仕方を伝え、経過を見守りました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か