脳出血で死なない、後遺症を残さないために知っておくべきこと

公開日: 更新日:

 西川さんの例でも分かるように、脳卒中は高齢者だけの病気ではない。治療が遅れれば命を落とす恐れがあり、助かっても後遺症が残る可能性がある。発症前と同じレベルまで回復し、現役復帰するために知っておくべきことは何か?

「第1に、どういう時、脳卒中を疑うべきか、です。『ろれつが回っていない』『手足のどちらかに力が入らない』『顔の片側がうまく動かない、力が入らない』などが見られれば、脳卒中の可能性が高い」(壷井医師=以下同)

■症状が消えても安心できない

 一方で、分かりづらい症状もある。視野が欠けている、物が二重に見える――。こういった症状は気づきにくく、疲れているからと考えがちだが、これらも脳卒中を疑うべき症状だ。

「おかしいなと思う症状が出て、しかしそれが消えてしまうケースもあります。一時的に脳の血流が悪くなり、しばらくして血栓が流れたためですが、この次に大きな脳梗塞がくることは珍しくない」


 第2に知っておくべきことは、脳卒中を疑う症状があれば、1分1秒でも早く救急車を呼ぶ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃