著者のコラム一覧
佐々木常雄東京都立駒込病院名誉院長

東京都立駒込病院名誉院長。専門はがん化学療法・腫瘍内科学。1945年、山形県天童市生まれ。弘前大学医学部卒。青森県立中央病院から国立がんセンター(当時)を経て、75年から都立駒込病院化学療法科に勤務。08年から12年まで同院長。がん専門医として、2万人以上に抗がん剤治療を行い、2000人以上の最期をみとってきた。日本癌治療学会名誉会員、日本胃癌学会特別会員、癌と化学療法編集顧問などを務める。

子宮頸がんワクチン接種の「積極的勧奨」再開で考えたこと

公開日: 更新日:

 子宮頚がんは子宮の入り口にできるがんです。90%以上がヒトパピローマウイルス(HPV)によるとされ、性交で感染することが分かっています。HPVに感染してからがんになるまでは数年から数十年と考えられ、またHPV感染は男性でも尖圭コンジローマや陰茎がんなどを起こします。日本では、子宮頚がんは年間約1万人が罹患し、約3000人が亡くなっています。

 HPVの感染を防ぐワクチン接種はすでに100カ国以上で行われ、日本では2013年4月に12~16歳(小学6年~高校1年に相当)の女性に対し、無料の定期接種として「積極的勧奨」とされていました。

 ところが、接種後に体の痛みなどさまざまな症状を訴える報告があり、厚労省は同年6月に定期接種を維持しながら、積極的勧奨を中止しました。ただ、接種後に起こるすべての症状(有害事象)の中で、本当にワクチンの副反応によるものかの判断が難しい例もあるようです。現在でも希望すれば無料で接種できますが、ほとんど接種されていません。厚労省は21年11月の検討部会で、「海外の大規模試験から子宮頚がんの予防効果が示されている」として、子宮頚がんワクチン接種の積極的勧奨を22年4月から再開することを決めました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  2. 2

    巨人はCSファーストSで敗退濃厚…今季DeNAと13勝12敗“ほぼ互角”に潜む落とし穴

  3. 3

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 4

    簗農相「予算カット」恫喝発言が飛び火! 信じられない国交省調査で井林大臣は“火ダルマ”必至

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    久保建英は所属クラブでの評価いまひとつ…人気俳優・福原遥との電撃婚でひと皮むけるのか

  2. 7

    『トゥ・オブ・アス』冷め切った関係で美しくハモる二度と共に歌えない2人の業

  3. 8

    壇蜜フルヌード「手取り33万円」の衝撃…芸能界“安すぎ”ギャラの相場と現在値

  4. 9

    (上)内閣改造をめぐる暗闘、そして保身…玉虫色の決着

  5. 10

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

おすすめ求人情報

上野エリア 薬品の取扱説明書作成 1900円!/週2在宅OK
パーソルエクセルHRパートナーズ株式会社 東京都 台東区 派遣社員
時給1,900円
「完全在宅」通話なし・文字で鑑定/チャット占い師
株式会社タロットアーツ 北海道 札幌市 業務委託
時給1,800円~5,400円
在宅訪問での介護業務/初任者研修以上/介護職
千葉県茂原市押日の在宅訪問 千葉県 茂原市 正社員
月給23万9,000円~24万7,000円
査定サポート/リモートワーク・在宅勤務可/週休2日以上
UcarPAC株式会社 東京都 江戸川区 正社員
年収350万円~600万円
Sponsored by 求人ボックス