著者のコラム一覧
荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

【HPVと子宮頚がん】かつて70%超だったワクチン接種率は0.3%まで激減

公開日: 更新日:

 子宮がんは、子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮頚部にできる「子宮頚がん」に分類されます。子宮頚がんは、子宮の入り口の子宮頚部と呼ばれる部分に発生し、子宮がんのうち約7割程度を占めます。

 子宮頚がんのほとんどは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染が原因であることがわかっています。このHPVは性交渉により男性にも女性にも感染し、90%の人はウイルスが自然排除されますが、10%の人ではHPV感染が長期間持続します。

 このうち、自然治癒しない一部の女性は異形成と呼ばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頚がんに進行します。国内では、毎年約1万人の女性が子宮頚がんにかかり、約3000人が死亡しています。

 感染してからがんになるまでには10~20年経過する場合が多く、10代でHPVに感染すると、30歳前後でがんになる場合が多く、妊娠の際にがんが発見されて出産を諦めなければならない事例なども多く報告されています。子宮頚がんは最近20~30代の若い女性に増えてきており、30代後半がピークとなっています。原因としては、初交年齢の若年化が考えられています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    嶋基宏は一時期ノイローゼ状態になっていた...心ここにあらずで、魂が抜けた状態に

  4. 4

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 5

    なぜ「愛子天皇」ではダメなのか? 美智子さまが心情を吐露する出版物を準備中…と政界で話題

  1. 6

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  2. 7

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 8

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 9

    居酒屋倒産が過去最多ペース 客離れの背景にある「飲み放題5000円」の壁

  5. 10

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に