著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

3回目接種「あり」の症状が出る確率は「なし」より66%低くなる 米で論文が

公開日: 更新日:

 オミクロン株によるアメリカのコロナ感染はピークを越えましたが、先週の時点で1日の死者が2400人と、昨年のデルタ株の記録を更新。まだまだ予断は許しません。そんな中「ブースターショットがオミクロン株に効果あり」というアメリカ人の実感が数字で証明されました。

 アメリカのコロナの99%はオミクロン株に置き換わり、ワクチンを打っていても感染するブレークスルー感染が当たり前になっていますが、CDC(米疾病対策センター)がその状況下で数百万人のデータを分析しました。それによるとブースターが入院を防ぐ確率は90%、それに比べ、ブースターなしで2回目から半年経っていた場合は57%。また、ブースターありだと医者にかからずにすむ確率は82%、なしだと38%。さらに10万人当たりの感染は、ブースターありだと149人、なしだと255人という結果でした。

 さらにJAMA(米国医学会雑誌)に発表された別の論文では、ブースターショットを打っていた場合に症状が出る確率を1万3000人を対象に調査した結果、症状が出る確率はブースター「あり」は、「なし」に比べ66%低いことがわかりました。

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