HPVワクチン接種+検診で子宮頸がんをほぼなくせることが世界中で証明

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■男性にもがん予防効果

 冒頭で、「HPVワクチンは男性(男子)も接種を検討すべき価値がある」と述べた。現在、日本で男性への接種が薬事承認されているのは、肛門がんとコンジローマの予防のための「4価」だけで、定期接種ではなく、任意接種(自己負担)となる。

「HPVワクチンを男性も検討すべき理由として重要なのが、HPV感染が肛門がんや、中咽頭がんなどの原因にもなること。そのため、男女ともにHPVワクチン接種を勧めている国が増えています。男女に接種すると集団免疫効果が早く表れます」

 先に挙げた「9価」ワクチンは、海外では子宮頚がん、肛門がん、中咽頭がんおよび頭頚部がんなどの予防に薬事承認され、定期接種にもなっている。米国ではこの「9価」の接種が、9歳から45歳までの男女に勧められている。日本では薬事承認がまだで、女性のみ自己負担で10万円ほどかかる。

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