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安井謙二整形外科医

東京女子医大整形外科で年間3000人超の肩関節疾患の診療と、約1500件の肩関節手術を経験する。現在は山手クリニック(東京・下北沢)など、東京、埼玉、神奈川の複数の医療機関で肩診療を行う。

凍結肩のリハビリと内視鏡手術の中間の治療「非観血的関節受動術」とは

公開日: 更新日:

 日帰り治療ではありますが、首にブロック注射をしているため、施術後、安全確認をしてからの帰宅となります。具体的には、「首や胸など周囲の重要臓器に影響が出ていないか」「麻酔の効きが肩から手指までに広がっていないか(施術後すぐは腕がしびれブランとして動かないことがありそのまま帰宅するには心配)」などを確認します。また、施術は多少なりとも強引に動かすことになるので骨折する恐れもあり、その有無も確認します。

 眠らないですべての処置を行うため、首へのブロック注射や授動術の様子も丸見えですので、興味深い人もいれば、ショッキングに感じる人もいるかもしれません。心臓病などで血液をサラサラにする薬を飲んでいる場合、ブロック注射で出血などの心配がないか個別に検討を要します。

 また早期にリハビリを再開し広がった肩が再度固まらないようにします。

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