AIを活用したシステム「AI-PHARMA」が最適なクスリ情報を提供 導入施設が増加中

公開日: 更新日:

 アイファルマは、施設ごとに参画を申し込むとログインIDが発行され、無料で利用できる。

 現在、岡山大学病院をはじめ、東北大学病院、杏林大学医学部付属病院、東京女子医科大学病院など、全国で200を超える医療機関や薬局が導入しているという。

「アイファルマは医療従事者向けのシステムで、患者さんには公開されませんが、最終的には患者さんにとってプラスになります。患者さんの多くは、複数の基礎疾患や合併症を抱えているなど背景が複雑です。そのため、医療者が個々の患者さんに合わせて最適にクスリを使おうとしても、公開されている添付文書などの情報だけでは不十分な場合が少なくありません。そうした情報の不足は、自身の経験または経験者の知識によって補っていますが、経験や知識はテキスト化されていないケースがほとんどで、経験者が身近にいなければ聞くことができません。それがアイファルマにはそうした経験が蓄積され、その情報を共有できるので、個々の患者さんに合わせた最適なクスリの提供につながります」

 今後、医療者個人単位での申し込みも可能になる予定で、登録者数3万人を目指しているという。

 医療現場ではますますAIの活用が進みそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし