三菱が提供「高齢者向け見守りサービス」は生活状況をまとめて把握できる

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健康(ヘルス)」と「テクノロジー」を組み合わせた造語で「ヘルステック」という言葉がある。最新のICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)などの技術を活用して、革新的なサービスとして提供する事業分野になる。

 大手総合電機メーカーの三菱電機は、高齢者向けヘルステック事業の第1弾として、高齢者施設を対象に入居者の転倒検知から睡眠状況まで複数の見守り項目をまとめて把握できる「MelCare(メルケア)見まもりサービス」の受注を4月1日から開始する。

 どのような仕組みで複数の項目を見守りするのか。同社・広報部担当者が言う。

「見守りサービスの核となるのは、AI(人工知能)スマートセンサーの『MelCareセンサー』です。幅140ミリ×高さ180ミリ×奥行き64ミリの四角い機器で、内部に環境センサー、赤外線センサー、画像センサーが内蔵されています。これを壁上部など部屋全体を俯瞰(ふかん)できる位置に設置することで、入居者さんの生活状況を見守るのです」

 環境センサーは、「温度」「湿度」「二酸化炭素」「気圧」などを検知する。住環境の状態をセンシングして、悪化した際にスタッフへ注意喚起する。赤外線センサーは、熱画像により入居者の夜間の見守りを行う。画像センサーは、画像データをAI処理により、骨格情報の抽出を行う。骨格情報はクラウドのAI処理により転倒の判断を行う。

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