がんと間違われやすい「IgG4関連疾患」って何だ? 国際的にも注目

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「膵臓に腫瘤ができれば黄疸や腹痛、糖尿病の悪化などを招き、涙腺に腫瘍ができればまぶたが腫れます。腎臓では、腎機能低下のリスクを高めます。膵臓、または涙腺・唾液腺に腫瘤ができる患者さんが最も多く、全体の8割を占めます」

 悪性腫瘍であるがんと異なり、IgG4関連疾患では腫瘤自体は良性だが、腫瘤の肥大化や炎症による臓器の閉塞・圧迫、機能不全などが引き起こされ、重篤な合併症を伴うことがある。

 そのため腫瘤が見つかれば、悪性(がん)か良性か、良性であればIgG4関連疾患かどうかを鑑別診断し、適切な治療を行わなければならない。

■手術の前にセカンドオピニオンを

 IgG4関連疾患については、9割以上が血液中のIgG4値の上昇が見られる。また、19年には国際的な診断基準が作成されている。

 診断に至る流れとしては、不調が生じた臓器の診療科を受診(まぶたの腫れなら眼科、血糖値の上昇なら内科など)→画像診断で腫瘤発見→生検などがんの検査でがんが否定→IgG4を調べると値が高い→IgG4関連疾患の専門医へ紹介、が一般的だ。

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