がんと間違われやすい「IgG4関連疾患」って何だ? 国際的にも注目

公開日: 更新日:

「膵臓に腫瘤ができれば黄疸や腹痛、糖尿病の悪化などを招き、涙腺に腫瘍ができればまぶたが腫れます。腎臓では、腎機能低下のリスクを高めます。膵臓、または涙腺・唾液腺に腫瘤ができる患者さんが最も多く、全体の8割を占めます」

 悪性腫瘍であるがんと異なり、IgG4関連疾患では腫瘤自体は良性だが、腫瘤の肥大化や炎症による臓器の閉塞・圧迫、機能不全などが引き起こされ、重篤な合併症を伴うことがある。

 そのため腫瘤が見つかれば、悪性(がん)か良性か、良性であればIgG4関連疾患かどうかを鑑別診断し、適切な治療を行わなければならない。

手術の前にセカンドオピニオンを

 IgG4関連疾患については、9割以上が血液中のIgG4値の上昇が見られる。また、19年には国際的な診断基準が作成されている。

 診断に至る流れとしては、不調が生じた臓器の診療科を受診(まぶたの腫れなら眼科、血糖値の上昇なら内科など)→画像診断で腫瘤発見→生検などがんの検査でがんが否定→IgG4を調べると値が高い→IgG4関連疾患の専門医へ紹介、が一般的だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    趣里「大空港」視聴率好調も評価は伸び悩み…父・水谷豊「相棒」後継への期待と“日本的な弱点”

  2. 2

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  3. 3

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 4

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 5

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  1. 6

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 7

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  3. 8

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  4. 9

    働かない高市首相がお盆休み満喫…4日間「終日公邸」おこもり、いよいよ剥がれる“鉄の女”のメッキ

  5. 10

    消費税政局なんてありゃしない 誰も高市早苗を引きずり降ろせない歯がゆさと暗澹