そのままで、スープで、冷製パスタで…桃ざんまいの季節

公開日: 更新日:

 子供の頃は「桃」といえば「そのまま食べる」しか頭になかったが、大人になってから、そうではないことを知った。

 桃がスープに?? 上京して間もない27歳の時、仕事で知り合った方が大変な美食家で、ある時こう言ったのだ。

「軽井沢のフレンチレストランで、夏の間だけ限定で桃のスープを出してくれるのよ」

 信じられへーん(記者は大阪人)! 早速出かけた軽井沢のそのレストランでは、凍った桃が皿の上に乗って出てきた。桃の上部(フタのようになっている)を開けると、くり抜かれた中身には桃のポタージュが。最高においしかったが、社会人になったばかりの身にはぜいたくだな、と思ったことを覚えている。

 7月、知人の妹さんがパートナーとやっているビストロでいただいたのが、桃のスープと桃の冷製パスタ。スープは軽井沢で食べた時よりも、なんというか、もっと身近に感じる味。うまーい。圧巻は桃のパスタで、厚切りの桃がパスタの上にゴロゴロ。間違いなく、うまーい。桃のパスタがメニューにある間にまた来なくてはと、その場で8月の予約を入れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束